事務局からのお知らせ(直近の50件)
 
★☆★   [5Sワンポイント]    『宝の持ち腐れ』    ★☆★(2010-07-27 05:03:48)


■ 携帯電話を新しい機種に交換した際、お店の方の説明の中で、とても便利な機能があることを聞いて喜んだら、実はこの機能、前の機種にもあったことを知らされ驚いたという経験をしました。

■ 普段からこんな事が出来たら便利なのに、と思いながらも、その欲求をしつこく追及することをせずにいて、却って便利さを手に入れるチャンスを逃していたことを反省しました。

■ 同様に、すでにある便利な機能の存在を知らずに、無駄な苦労をしているようなことはないでしょうか?個人生活の中では、テレビ、ビデオ、洗濯機、冷蔵庫など家電品には驚くほどの機能がたいがい内蔵されていますから、最初から「機能を理解しようとする気力」がなくなってしまっているかもしれません。(このこと自体、モッタイナイことですが・・・)

■ 企業内においては、すでに必需品として毎日のように使っているパソコンはどうでしょう?ワードやエクセルなどを使っていても、機能のごく一部しか使っていないのが実態かもしれません。詳しい専門家に相談したら簡単に生産性がアップすることがわかったという例もたくさんあります。

■ 工場内の機械類も同様です。「もっとこんな機能があったら・・・」の思いがある限り、仕事は更によいものになるし、希望の機能が既に存在するなら、ムダの垂れ流し状態だったことになります。今一度の点検をお奨めします。

■ 何よりも、大きなモッタイナイをしているのは、社内の人材の活用かもしれません。人材ひとり一人の持つ機能、すなわち「能力」を正しく捉えて活かすこと。やはりこれが大切ですね。
 
★☆★   [季節の彩り]    『  時を計る 2  』    ★☆★(2010-07-08 07:09:15)



■ 梅雨も半ば過ぎ。ジメジメ・ムシムシと云った湿気の多い蒸し暑い日々が続きます。 今年は台風の発生が少ないとのことですが雨も降る所と降らない所の差があるような気がします。 災害の発生も局地的でしょうか。被害が少ない様願うばかりです。

■ さて、本格的に夏が来る前に朝晩と蝉の声がちらほらと聞こえてきます。 “カナカナカナ・・・”とヒグラシの声でしょうか。 このせみの寿命はよく1週間〜10日程と云われますが、卵から幼虫の地中にいる期間が長く6〜7年(あぶら蝉)で成虫となっても1カ月程は寿命があるそうです。 短いと感じるか長いと感じるか、さてどうでしょうか?

■ そこで、身近な生き物の寿命を調べてみました。 寝苦しい夜に煩い蚊、卵から成虫迄が10日程、そこから2〜3週間。 食べ物の周りを五月蠅(うるさ)く飛ぶ蠅、卵から成虫迄が2週間程、そこから4週間。 朝早くからチュンチュンと可愛い鳴き声の雀、平均すれば1年程だそう。(長くても数年だそうで天敵も多い?)

■ いつでもうるさい鴉、これも数年程。(雀よりは寿命は長い様ですが・・。 鳥類の寿命は判りにくい様で諸説あるようです) ペットとして飼われている犬・猫、15年程。7歳頃から老化が始まるそうです。猫の方が若干長く生存、犬でも大型犬より小型犬の方が長生きだそうです。

■ 最後に人間は83歳程(日本人の男女の平均寿命、女86歳、男80歳)。 沢山の生き物の中でも長寿の方ですかね。
 
★☆★   [季節の彩り]    『  時を測る  』    ★☆★(2010-06-15 01:27:02)

■ 暑い日差しが続き色々な花々が綺麗に咲き青空の陽ざしに映えます。もう梅雨入りも間近となりますがその前のカラッとした空気が気持ちよく感じる季節です。

■ さて、6月10日は時の記念日。この日は「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」という時間の大切さを尊重する意識を広めるために1920年に設けられた記念日だそうです。一日24時間。1時間は60分。1分は60秒。この時間は世界共通。

■ 今、日本の時間の正確さは世界でも有数です。電車は正確に運行時刻を守り、郵便や荷物の配送で時間指定は当たり前。決められた時間内に荷物が届きます。この時間の正確さが様々な生活の中で刻まれています。

■ 何時までに出社、約束の時間、開閉店の時間。決められた時間を守ろうと意識的に行動を起こし、一定の時間内に納めるようにと改善・合理化を図った効果の表れです。

■ しかし、多くの国では電車の遅延は当たり前で定刻通り運行出来る方が珍しく人々もそれが普通と思っているそうです。日本人なら1時間も遅れようものならイライラが募るところですが遅れる事が当たり前ならば、仕方ないと大らかなもの。

■ 時間厳守・改善・合理化。大正時代に欧米並みにと意識されたキーワードは現代の日本を表す言葉でもあります。ただ、時間の正確さを突き詰める為に生活という言葉を忘れ余裕のない時間を過ごす、有意な物を排除することのない様、無駄と思われる時間も有益な時間と思える余裕が欲しいところです。
 
★☆★   [北京だより]    『北京徒然小話-3-』    ★☆★(2010-04-08 01:33:09)

■ この所色々ありましたねー。トヨタのリコール問題、中国人民元と米ドルの為替問題、Googleの中国撤退、餃子事件の犯人逮捕等々。特にトヨタの一件は“日本品質”が大きく揺らいだ大事件だと思います。アメリカ議会で審理が進む中、中国でも大きく取り上げられています。

■ バッシングもある中、先日新聞にこんな記事がありました。

 要旨は、今回のトヨタの問題は確かにはトップレベルの会社の信用を失墜させかねないものだが、リコールの対応の早さや情報公開の体制は、日本を含め世界一流の国家(企業)では当たり前で、対して「中国企業」のレベルはとてもその域に達していない、見習うべきだ、 と言うものです。

■ 中国の学者がこの様な論評を主要な新聞で述べることを見て、日本人としてホッとしたのですが同時に「中国品質」が世界に比肩する日はそう遠くないのではと感じた次第です。因みに、中国では殆どの主要企業はISO9000(品質)、14000(環境)を取得し導入が進んでいます。ですので、今回のトヨタのクレーム対応が刺激になり少なからず国策として“品質”レベルアップ指向になることは間違いないでしょう。

■ 中国進出をお考えの企業様にはこの様な趨勢にあることをご認識され、企業規模にもよりますがISO理念に基づく経営も現実的な選択肢だと思います。
 
★☆★   季節の彩り    『行楽の行方』      ★☆★(2010-03-06 08:54:26)

■ 三月に入り少しずつ暖かさを感じると、木の芽吹きが始まり、多くの花が咲き始めます。梅、桜、菜の花、桃等々多くの花々が華やかさを演出してくれます。そして冬の縮こまった生活から暖かな陽気とともに旅行を楽しむ人々が増える時期でもあります。

■ 花見から新緑の山野。日本は春からが本格的な行楽の季節といえましょう。特にゴールデンウィークの期間は一斉に移動する人々の混雑で空港や駅での混雑ぶりが話題になる程です。

■ そこでかどうか分かりませんがこのGW期間の休日を変更しようとする動きがあるようです。一斉に休日をとるのではなく地域により休日をずらし、分散するという案です。今週は北海道地域、次週は東北地域、次々週・・・。と全国の休日が一カ月以上に亘るという具合です。

■ 本来、4/29の天皇記念日(昭和天皇誕生日/のちにみどりの日、現在は昭和の日)、5/3の憲法記念日、5/5の子供の日と休日が続き、5/1のメーデー、のちに5/4をみどりの日にして休みが多く取りやすく旅行等の計画が立てやすいという事でこの期間が大型連休となりました。

■ さて、この新しい休日案。一斉に休日をとらず人を分散させることで混雑を緩和できると云いますが、全国的に休日が週替わりで変わるということは休日の持つ意味が様変わりします。メリット・デメリットは色々あるのでしょうが、混雑を避けるというだけで休日変更する意味があるのでしょうか?ただ故郷を離れた人々が帰郷し旧友と親交を深めるなどと云うことは出来なくなるかも知れません。
 
★☆★   北京だより  『北京徒然小話1』       ★☆★(2010-02-06 03:03:27)

※久々に北京のO(オー)さんの登場です。 Oさんは6年間北京に居住し中国で仕事をして来た5Sアジア事務局代表の老朋友(ラオポンヨウ:大親友)です。楽しい話題満載の連載です。

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■ もう二月となってしまいましたが新年明けましておめでとう御座います。皆様のご多幸とご健勝、益々のご発展を祈念致します。さて、中国ではもう直ぐ新年を迎えます。と言うのも中国は今も旧暦(農暦)が使われています。この旧正月期間を「春節」と言って一週間の大型連休となります。

■ 旧暦の為正月が毎年変更され今年は2月14日が元日となり、ですので13日が大晦日で中国語では除夕(チューシー)と言います。日本語の「除夜」に近いですね。

■ 日本もそうですが帰省ラッシュが並大抵ではありません。この時期中国に旅行でもとお考えの方もいらっしゃるでしょうが移動に想像を絶するものがありますのでご注意下さい。何せ国民13億人の国家ですから一ヶ月前位から帰省が始まり2週間程前からピークを迎え鉄道も春節ダイヤに切り替えるのですが駅では長蛇の列ができ切符を買うだけでも大仕事、列車は正にすし詰となります。

■ これは日本人には想像を絶するもので、私は一度春節直前に出張せざるを得ず何とか切符を手に入れ列車に乗りましたが人と荷物に挟まれ僅か3時間でしたが身動きひとつできず辟易としたものです。以後この時期列車での移動はしないことにしています。

■ 逆に年明けの春節一週間は一転して静かな正月となります。ただ、ホテルにしてもレストランにしても休みだったりサービスの低下だったりでくれぐれもお気を付けを。

 では次回まで再見。
 
★☆★   『需要者側の尺度・供給者側の尺度』      ★☆★(2010-01-26 06:59:14)

■ 消費不況といわれる割に年初めの福袋の売れ行きがいいと聞いて近くの小売店を観察してみました。カジュアル衣料販売で急拡大したチェーン店の店舗は、不況を感じない賑わいで、店内で「これ素敵ね」「似合うね」の溌剌とした声を聞きました。また、量販電器店の店舗も若年層を中心にして賑わっており、「安いね」の声とともに「これカワイイね」の声も何回も聞きました。一方、駅前の昔ながらの商店街には人影はまばらで、静かな購買風景でした。

■ 企業が製品を作る場合、現場では品質に細心の注意を払います。さらに、この製品を販売することで会社を経営する幹部やトップは経営による利益を追求します。しかし、大概の製品の行き着く場所である末端消費者が購入する場合の最終的な判断の尺度は、年始めでも繁盛する店舗で聞かれた「素敵」「似合う」「カワイイ」等のことばに代表される「感動」がどうやら尺度のようです。

■ もし供給者が、牛丼チェーンのコマーシャルの「安い・早い・旨い」に代表されるQ(品質)C(コスト)D(納期)や企業利益といった具体的・定量的な尺度のみを基に製品を供給しているとすれば、最終消費者の尺度が抽象的な「感動」では些かのズレが生じても仕方ありません。

■ このズレを埋めるているのは、製品の企画・設計段階の市場調査や販売戦略作りの中です。この工程が十分に機能しないと末端消費者の感動の獲得はむづかしく、製造現場から「頑張って製品を作ったのに残念」の声を聞くことになります。この工程は不況下に「勝ち組」と呼ばれている企業が得意とするものです。

■ 年の初めの今、自社製品の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
 
★☆★    『季節の彩り』      <<  初売り(新たな年の初めの売り出し) >>      ★☆★(2010-01-09 10:18:08)

■ 2010年、平成22年。店によっては元旦から店明けというところも。 初売りというと一般には百貨店等の店の福袋。或いは市場の初競りでの初売りを思い浮かべます。

■ 今年の福袋の売上は上々とのこと。売る側は単価を安く設定しその分数量を増やしたり、例年以上にお得感・満足感を得られるよう工夫したりと物が売れない時代を吹き飛ばそうとしております。

■ 縁起ものとしての福袋。買う側は必要なものが入っていれば良いし、またそうでなくても購入者間で欲しいものを物々交換でという形で成り立っている様です。欲しいものをゲットできれば今年の運がよいという運試しでもあります。

■ また、例年ニュースでも取り上げられるマグロの初競り。今年一番は大間のマグロで1600万円の値が付き、香港の食品業者と日本のすし店での共同購入だそうです。2百キロ超とはいえ、1キロ7万円のマグロ、握り一貫いくらになるのでしょう。と、聞くのは野暮なこと。

■ 初物を食すことは縁起もの。心意気です。今年一番の大物でなくとも初物、初売りの物を有難がる風潮はなくならないでしょう。年の積み重ねを経ても、新たな年の始まりを祝う。ちょっとした習慣にも日本の文化を感じてしまいます。
 
★☆★    『季節の彩り』      <<  干支のはなし >>      ★☆★(2009-12-08 01:55:02)

■ 12月、師走。冬の陽ざしの暖かさと北風の冷たさ、寒さが身にしみる頃になってきました。日が暮れるのもいっそう早くなり、仕事が終わる頃にはすっかり夜空に。と、いっても街中ではクリスマスイルミネーションが鮮やかに彩ります。12月は特に気忙しく過ごされている方が多いでしょう。仕事での区切りの他、忘年会、大掃除、年賀状の準備等々、雑務がいっぱい。年賀状といえば毎年どんな絵柄にしようか?写真にしようか?と色々迷い、干支を取り入れて工夫を凝らしてという人も多いのではないでしょうか。

■ さて、今回は干支についてのはなしです。干支というと今は一般に十二支を思い浮かべますが、本来は十干と十二支を組み合わせた物で60通りの組み合わせによる周期の暦のことで、十干十二支というそうです。昔ながらの暦に書かれている甲子とか乙丑とかのことです。

■ これは中国の商の時代に時(年・月・日・時間等)を表す手段として使われ始めました。そして漢字を文化圏とするアジアの国々に徐々に広まって行きました。日本でも「日本書紀」に干支が表されておりそれ以前から使用されているようです。60通りなので2カ月周期で日付を記録することになります。また、十二支で12か月が表され正月(新暦の2月)が寅月から始まったり、時を刻むのが子の刻(午前0時)から2時間ずつ刻んでいたりします。しかし、戦後教育を受けた私たちでは十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)は分かっていても十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)は読み方さえも覚束ない・・・。

■ さてさて、身近な十二支に戻ると十二支を獣(動物)に表し十二支としています。
日本では鼠、牛、寅、兎、竜、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪ですね。他の国でも大よそは同じですが牛が水牛であったり寅が豹であったり、兎が猫であったりとより身近な動物をあてがっています。でも、どこの国でも竜だけ想像上の動物が入っていて、中国の皇帝を表す龍がアジアを席巻している様のようです。

■ 来年は寅年。
 日本には存在しない動物ですが外国の力に負けず、よい年になります様に。
 
★☆★☆★☆★ MVPに輝いた松井秀喜選手の愚直な素振り  ★☆★☆★☆★(2009-11-19 08:24:12)

■ 5日のワールドシリーズ第6戦で、ヤンキースの松井秀喜外野手が先制2ランを含む4打数3安打の6打点を挙げ、日本人選手初のシリーズMVP(最高殊勲選手)に選ばれました。 この久しぶりの明るいニュースに英気を貰ったのは私だけではなかったと思います。

■ 18年前の甲子園で、なんと5打席連続敬遠となった星稜高校の松井選手が、以降 巨人軍の四番として大活躍し、また03年からは 大リーグの名門ヤンキースの主力メンバーとしても大活躍。 日本人選手の代表格として多くの「将来の松井選手」の夢を育ててきたことでしょう。

■ ゴジラのニックネームを持ち、ホームランを量産してきた松井選手が小学生以来続けてきたのが「素振り」。「素振りにこそ打撃のすべてが凝縮されている」として、不調のときも好調のときも、欠かさず続けてきたそうです。才能も体力も兼ね備えた松井選手でさえも、打撃のアタリマエをきちんと実践してきたから、ワールドシリーズという檜舞台で輝くことができたのでしょう。

■ さて、相変わらずの不況風の中で、最近巡回した企業においては色々な問題が起きています。製造も営業も、現場は必死に頑張っているのに、なぜか企業としての成果が上がらず、空回りしてしまう場面があります。これまではアタリマエにできたことが、今アタリマエにできなくなっています。アイデアや知恵も今までのようにすんなりと現場から出てこなくなってしまっています。なぜでしょう?

■ コストダウンを進める中で、これまで築きあげてきた技術や品質のエッセンスまで失くしてきたことが原因の可能性があります。 現場における「技術や品質のエッセンス」とは、高尚で難しいレベルのものではなく、日々の現場業務の中で発見し採用してきた「しつけ」あるいは「癖」を”愚直に守る”ことです。

■ QCサークル活動などで得た成果は、得てして一過性で忘れ去られてしまう傾向がありますが、愚直に守るしつけや癖は、しっかりと企業内に根付いていて然るべきものです。「成果が上がらない」と悩む場合は、愚直な社内のアタリマエを見直して見てください。

■ 30年に近い期間、愚直(失礼!)にも「素振り」を続けてきた松井選手の手にした世界一のMVPに相当するものを貴社が獲得することも夢ではありません。またこの愚直なアタリマエこそが5Sの本質なのですから。
 
★☆★☆★☆★ 季節の彩り  『秋風』  ★☆★☆★☆★(2009-11-07 11:18:51)


■ 11月に入り、寒さを感じる季節になりました。北海道で数十センチもの雪が降り、関東・関西では木枯らし1号が吹く。かと思うと東京では25度を超える夏日の日もあり、寒暖の差が大きく表れる時季かも知れません。7日の立冬を過ぎれば暦上は“冬”となるのでしょうが、温暖化のせいか否か南北に長い日本列島まだまだ秋空が続いて晩秋といった様でしょうか。

■ 秋というと“秋風が吹く”、“女心と秋の空”、“物言えば唇寒し秋の風”等々。一月前の実りを感じる高揚とした秋から赤や黄色に染まった葉がザワザワと落ち、枯れ葉舞う様の秋。成熟した様を表す秋ではありますが何か物悲しい寒々とした光景が想い
 浮かびます。

■ 世間では経済情勢の悪化や政治の変革による意識の変化が大きく起こっているように感じます。好いこと悪いことを含め、物の見方・価値が変質している、今迄の常識が
通じない。否、もう以前からその兆候があったのかも知れませんが、普遍的なことまでも取り残されている様で・・・。

■ 秋を彩る自然や言葉は数多くあるのに憂鬱な想いが廻らされてしまうようです。そう感じるのは我が家の秋の実り(柿の収穫)が少なかったせいかも知れません。
 
★☆★    季節の彩り 『実りの秋』    ★☆★(2009-10-06 03:23:00)

■ 日中の穏やかな気候から少しずつ寒さを感じるようになってきた今日この頃。 街中の人々が衣替えするかのように木々の緑も少しずつ色づいてきました。

■ さて、『秋』と言えば何を思い浮かべるのでしょうか? 食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋等々、人それぞれ感じるところはあるかも知れません。 私としては秋と言えば『実り』でしょうか。

■ 我が家の小さな庭に実る柿。 市制何十周年かの記念に配られた柿の木が子供の頃、庭の片隅に植えられました。 柿の木が植えられて十数年は食用としてはまだまだ十分でなかったものが年月を経て美味しく食べられる様になってきた。 葉が色づき枯れ始めた頃、柿の実が熟し美味しくなる。我が家の身近な実りです。

■ そして、忘れてならないのはお米。 農家ではありませんが昔は少し郊外に出れば田畑が一面に広がる地帯でした。 春に稲を植え、梅雨時に水を蓄え、夏、太陽の暑い陽ざしを浴び、稲が育つ。秋、成長した稲は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」 そんな言葉が実感できる程、実った稲はずっしりと大きく見えました。

■ 今は機械による乾燥がほとんどでおだがけ風景はあまり見られませんが、刈り取られた稲がおだに干される様は農村地の美しい秋の風景の一つだと思います。

■ 秋の実りは米をはじめとした穀物、柿、リンゴなど多くの果実と多種にわたります。 日本は今、様々な国の食料が溢れる程ですが日本の食文化はまだまだお米中心。 実り多い稲穂が新米となって食卓へ運ばれると豊かな気持ちになってきます。
 
★☆★    季節の彩り 『中秋の名月』    ★☆★(2009-09-08 07:45:45)

■ 朝晩と涼しさも増し、少しずつ秋の気配を感じる頃になりました。湿気を帯びた昼の空気と違い、夕刻にはひんやりとした風が流れ お月さまもはっきり、くっきり見えるような気がします。

■ 先日も見事な月夜でもうすぐ満月かと暦を確認する程でした。 旧暦の8/15が中秋の名月、或いは十五夜。 十五夜(旧暦8/15)が満月かと思っておりましたが、その年により 若干違うこともあり1〜3日の差はあるそうです。

■ いま中秋の名月といえば季節の話題としてニュースに取り上げられ 知らされることも多いかと思います。 おだんごや餅を食べススキ・サトイモなど供えて月を眺めるお月見。 月夜に遠くに思いを馳せる感慨深いものがあります。

■ この満月を愛でるお月見は中国からの風習で日本でも奈良・平安時代には広まったと 伝えられています。またこの時期、サトイモの収穫期であり、収穫祭的な 意味合いもあったといいます。 昔の人は月を見て何を思ったのでしょうか? 夜には行燈やろうそくで火を灯した時代、満月の月夜はいつも以上に 明るい世界だったのでしょうか。新月から徐々に丸くなっていく月を見て月の表面の影・形を 「うさぎが餅つきをしている」などと身近なものと置き換えていたのかも 知れません。

■ 子供の頃、衛星放送で送られてきたアポロの月面着陸の様子をテレビで見て興奮しました。アポロ11号が月に着陸してから40年。 科学的・軍事的技術は大きく進歩していきましたが、月面着陸を果たした3年後にはアポロは最後の飛行となりました。 月が身近になったようでもあり、まだまだ遠い未知なる世界でもあります。

■ さて、今年の中秋の名月は10/3です。 特別におだんごやススキを供しなくても月を愛でる気持ちだけで感慨深いものがあると思います。
 
★☆★  電気自動車が切り拓く『今度こそ新しい』時代の予感    ★☆★(2009-08-10 07:13:01)

■ 百年に一度の不況がきっかけとなって、エコカーに対する特例措置が実施され、環境問題というよりも低燃費で経済的に走る車がにわかに注目されるようになりました。中でもハイブリッド車の人気が高いようで注文殺到で特例措置適用期限までの生産が間にあわない事態が大問題となっている話題を耳にします。

■ エコカーの究極は何といっても電気自動車です。一定量の電気を充電するだけで、エンジンの騒音もなく静か走り、排気ガスで自然にも人間にも優しい電気自動車は電気コンセントさえあればどこへでも快適にドライブができます。

■ この電気自動車は、最近登場した乗り物と思いきや、驚くほど歴史は古く、ガソリン車の登場より早い1886年に登場し、1899年には時速100キロを記録しています。かのエジソンも電気自動車の改良に腐心したようですが、T型フォードの大成功によってガソリン車台頭の時代となり、電気自動車は一旦は姿を消してしまいます。

■ 電気自動車が日本で脚光を浴びるのはオイルショックの後で、石油高騰の解決策を電気自動車に求めようと通産省(経産省の前身)が自動車製造各社に呼びかけ各社は開発を競い合いました。しかし十分な性能を確保できぬまま、石油確保ための政治的解決やガソリン自動車の排気ガス浄化性能の向上等によって、再び姿を消してしまいます。
そして今回の再登場となったわけです。 そんなわけで、リーマンショックが契機で始まったエコカーブームは決して珍しい事態ではないのです。

■ 電気自動車への期待が叶えられるのはもはや時間の問題でしょうが、それ以上に重要なことは、電気自動車が普及することによって自動車価格の破壊が起こるであろう事です。従来のガソリンエンジンと違ってモーターで走り、部品点数も少なく、機構もそれほど複雑ではなくなります。もしかすると、かつてのコンポステレオを組むように、自分仕様の電気自動車を安価に作ることができるようになるでしょう。子供のころプラモデルを組み立てて、マブチモーターを組み込んで走らせたり、ミニ四駆に熱狂した経験がある御仁なら想像に難くない世界が実現できます。

■ 安価な電気自動車が大きな需要を伴って普及すると、高品質で価格の安い電気自動車をコンポーネント化技術を駆使して製造することになり、コンポーネント化の基になる優良部品のニーズも自ずから高まることが期待できます。 これからの製造業の進むべき方向が見えてくる有力な材料と考えています。
 
★☆★  季節の彩り   <<   恵みの雨   >>    ★☆★(2009-07-07 04:06:36)

■ 只今、梅雨シーズン真っただ中。ジメジメ。むしむし。べとべと・・・等々。この時期を表す言葉は何となくマイナスのイメージを持ちますが、この時期に降る雨は大切な命の源。

■ 昨年の6月号で梅雨は稲の成長に必要な水をもたらす季節と書きましたが、年々水不足が頻発しているような気がします。四国や九州、沖縄では毎年のように取水制限が話題になります。また同じように河川の氾濫・道路の冠水、等水害も話題になります。

■ 雨量は十分多いのにその水資源が利用されないで無駄になることが。戦後、農業用水を確保する為、続々とダム建設が計画され、そして造られ、ある時期からは農業用水確保ではなく治水の為とダム計画が変遷していきました。今ではダム建設は不要。とさえ言われています。飲み水さえ不足する地域があるというのに、何故か必要な場所に必要な物が行かない。ダムを建てるだけでは水資源を管理できない。

■ 梅雨時から台風時期の雨が、稲の生育や畑などの農産物にそして暑い夏を乗り切る私たちの水資源として活用されてきました。本来、この時期の雨は恵みの雨であったはずです。

■ この雨が禍を起こす雨ではなく豊かな恵みをもたらすようにどう有効に活用すればいいのか。世界の中では最も水資源に恵まれている日本の中で考えなくてはいけないことなのでは。
 
★☆★  季節の彩り   <<   衣替え   >>    ★☆★(2009-06-06 07:15:55)


■ 梅雨入りも間近と思われるジメジメとした時季となりました。本格的な暑い夏に向け地面に水をためるが如き雨降りが続く頃。6月は衣替えの季節。

■ 1日、学校や会社の制服は一斉に衣替えの時期ですが、5月の夏を先取りするかのような暑さもあり、今は衣替えの時期をいつにするかを迷います。制服がなくても長袖から半袖へ、冬物から夏物へとタンスの入れ替えなど整理・整頓をします。

■ 昔の時代でも裏地のある袷(あわせ)の着物、裏地のない単衣(ひとえ)の着物、生地の薄い薄ものの着物と季節に合わせ衣替えしてきました。今とは暦が違うので大よそですが、暑い7月、8月頃には薄もの。その前後の6月、9月頃には単衣。1〜5月、10月〜12月頃には袷。

■ 今は暑い夏には半袖になり少し涼しくなって長袖。寒くなったら上着を着込むといった感じでしょうか。また季節により生地の素材が麻や棉、毛などや織り方が違うもの等。春や秋でも素材や色合いなど繊細に組み合わせ季節感のある衣装を身に纏うようになりました。季節の移り変わりで衣装替えをしているわけです。

■ と、そんな季節の移ろいの為か、洋服はどんどん増えるばかり。全くサイズの合わなくなった物はともかく多少のサイズ違いは まだまだ大丈夫と・・・。身近な整理・整頓はなかなかできないようで・・・。

■ さて、衣替えでスッキリ衣装の整理をしましょうか。
 
★☆★  季節の彩り   << 人混みを楽しむ >>    ★☆★(2009-05-09 09:21:56)

■五月晴れ。新緑の美しい季節。様々な緑色の新芽が青空に映え、木々の花達も彩り豊かになります。暖かな気候になり過ごしやすい日々となりました。そしてこの頃、4月末から5月上旬にゴールデンウィーク(GW)と云われる連休期間になります。

■GWは、映画会社がこの連休期間に多くの人たちに映画を見てもらおうと宣伝の一環として名づけ連休期間を盛り上げたのが始まりとのことです。今では、レジャー産業全体がこのGWの集客を目指しあの手この手で促進しております。

■このGW期間、会社勤めの人々の多くは休みが重なり、皆が一斉に休暇を取れる期間となります。不景気といわれても行楽の人出は相変わらず。すると、当然どの観光地・テーマパークに行っても人で溢れ、飛行機・列車は満席、道路渋滞など等起こります。

■さて、こんな人混みの中でも日本人は楽しむ術を持ち合わせているようです。“楽しむ”というよりは“我慢”、“忍耐”というべきかも知れませんが・・・。順番待ちに並んでもおとなしく順番がくるまで並び、礼儀正しく秩序を守っている。並んでもいい様に用意万端、お楽しみグッズ、簡単遊びグッズなるものを持っていたりします。車の中でもDVD、菓子、はては簡易トイレまで。コンパクトな空間の中でも過ごす術はあり、並ぶことを覚悟しております。それは観光地で遊ぶという目的だけでなくその移動空間でさえ、レジャーの一環と考えているからでしょう。

■もちろん、その限りではない人はいます。割り込みや迷惑行為で他人に不快な思いをさせる。多くの人はそんな人に眉を顰めながらも自分(家族)だけの世界を楽しみます。人混みをさけ、静かな自由な空間を楽しむ人々も多いでしょう。

■しかし、“ああだ、こうだ。”という不平・不満を言いながらも、いまを楽しむ・余裕を持つことは現代において必要な事であると思います。どんな環境に接しても楽しむ術がある。と思うと、何でも出来る様な気がします。
 
★☆★  季節の彩り   << 北へ帰る渡り鳥 >>    ★☆★(2009-04-08 06:54:05)

■ 四月、桜も満開となり日差しが暖かい季節となりました。

■ 冬に葉が落ちた広葉樹も新芽が出始め枝先が少し明るくなった気がします。暖かい日が増えると野鳥たちが賑やかです。日本で冬を過ごしていた冬鳥が春先から地中の虫や新芽を啄ばみ、腹ごしらえをして北へ北へと戻っていきます。

■ 一年中その地に生息している留鳥に対し、渡り鳥はその環境(多くは寒い冬を凌ぐ為)により生息地を移動しています。何千キロもの距離を食糧求め飛ぶわけです。街中の公園でもよく見かけるツグミ、民家の庭にも現れるジョウビタキ。マガモやキンクロハジロ、ユリカモメ等の水鳥も多く、冬に見られる鳥の多くが渡り鳥です。

■ この渡り鳥たち、北国の生まれで繁殖地は色々ですが、冬の寒い時期は暖かい南に渡ってきて冬を過ごします。日本はその間の生息地であり北へ戻る途中の中継地でもあります。今は農薬使用が減っていますので冬の休耕地に安心して羽を休める鳥たち、狭い国土ですが日本の空を飛ぶ野鳥の数は思いの外多く、4000種を超えるとのことです。

■ しかしこの渡り鳥たち、最近多くなった風力発電の風車に巻き込まれることも多く、風力発電の盛んなヨーロッパでも問題視されています。渡り鳥には渡り鳥条約というその生息環境を保護する協定が国家間で結ばれていますが自然のままだけでない人と鳥たちの相互により良い環境が整えられるよう考えなければならないと思います。

■ 日本は狭い国土により多くの自然が詰まっている密度の濃い環境にあると思っています。ふと立ち寄ったモノたちにも住みよい環境を考えることは永年存在するモノたちにも大切なことになるでしょう。
 
★☆★ 季節の彩り   << 春の花たち」>>    ★☆★(2009-03-07 07:05:49)

■ 三月に入ると木々の芽吹きが始まり、そして多くの花が咲き始めます。新春の梅、菜の花、福寿草など寒さ厳しい折に咲く花々も暖かい気持ちにさせてくれますが、三月に入ると寒気も過ぎ少し暖かくなってきた陽気とともに一気に花の数が増え色目も賑やかに咲き誇ってきます。

■ さて春の花といえば誰もが桜の花を思い浮かべるのではないでしょうか。咲き誇った後にはパッと散る、日本人の心情をくすぐるような散り際。昔々の詩歌で歌われた花は梅が多かったそうですが伝来の文化が少しずつ日本独自に変遷し新たな文化として生まれた頃には桜の歌が多くなったと聞きます。花の好みはそれぞれの人々の思いによって変わってくるようです。

■ この季節桜だけでなく多くの花が咲きます。庭の片隅で咲く沈丁花、柊南天、ちょっとした空地でも見かける蔓日日草、スミレ、庭木として木蓮等もよく見かけますね。黄色が鮮やかな土佐水木や日向水木、レンギョウ等々。数え上げればキリがありません。地域により花の開花時期は、ズレますが一気に春が目覚めたという感じに
 なります。

■ ただ、この花々も年々、街中で見かけることが少なくなりました。公園など整備されて花々が植えられているところは多くなりましたが、住宅街での個人宅では庭木の手入れをされている家はそう多くはありません。戸建て住宅も少なくなりましたが、あっても庭そのものが狭かったり、ほとんど土がない庭も。また共働きでほとんど不在だったり、老老家族で庭木の手入れなど出来ない・余裕がないというところでしょうか。

■ 私は花の名前などあまり知りませんが、散策で街中のちょっとした花を発見できると嬉しく思うし、もうこの花が咲く時期なのかと肌で季節を感じることができ幸せを感じます。最近、いつも通る家人がいなくなっても桜が咲く庭が潰されて小さな老人ホームが立ちました。すこし心に余裕がなくなったと寂しい思いです。

■ 願わくば、新たな庭に少しでもホームのお年寄り、いや通りすがりの私たちを楽しませてもらえるような季節の花を植えて欲しいと思います。
 
★☆★   いま、この不況だからこそ5Sが役立つ    ★☆★(2009-02-11 07:48:43)

■トヨタが3月期の業績見通しを3度に亘って下方修正を発表し、大手電機各社から軒並みの赤字決算予想が出て、この不況はいつになったら出口が見えるのかとの不安心理に陥ってしまいそうです。日用品(衣料及び食品)などの一部に好調な業種業態があっても、やはり生産財を中心とした製造業の雇用安定が進まない限り不安だというのが大方の見方と思います。

■この心理の影響を受けた動きなのかは不明ですが、昨年末以降5Sアジア事務局に5Sの導入方法や5S指導についての問い合わせが目だって増えており驚いています。ご連絡戴いた企業の思いをお聞きしてみると、現況を次のように捉えておられるようです。

 ●不況の出口が見えず、回復の兆しが見えない。
 ●受注が大幅(5割以上)減少し、今後の見通しが利かない。やむなく今月から一時帰休を行い、雇用調整助成金の申請を始めた。
 ●少なくとも一年程度は厳しい状況が続く覚悟で、ムダのない効率的な体制で不況に耐え、生きのびられる経営改善を行う必要がある。
 ●景気回復後も一層厳しい状況となることが予想されるので、甘い経営は一切許されないと心得ている。

では、この時期にどのように行動するべきかについて、お聞きした各社の思いは概略以下の通りでした。

 ●どの企業も不況の影響で、社内に時間ができてしまった。この時間資源を有効に使うため、人材と助成金を確保した上で積極的に改善活動する方法を選ぶ。
 ●百年に一度といわれる不況の到来を前向きにチャンスと捉え、このチャンスに「普段出来なかった自社に欠けた部分を改善し、新たな競争力をつけることに徹底」したい。但し、経営資源の無駄使いにならないよう、最小限の費用で最大効果を出したい。
 ●出来るだけお金を掛けず「技術力の底上げ」と「人材の育成」を図りたい。

■以上の検討の結果、レベルアップのための5S活動導入を選択されたわけですが、選択の種類には2種類あります。経営基盤を今一度見直し、強い人材力を再編成する改善活動のために「5S活動」の導入に踏み切った企業と、これまで、コミュニケーション不足であった社内が、不況の声で次第にひとつになってきたので、これを活かし更に全社一丸の体制を強化するために経営ビジョンを見直しつつ改革として活動を進める「戦略的5S」を選択しキックオフを行った企業と、アプローチは夫々ですが、日本の中小企業の底堅い粘り強さと、経営レベルの高さを感じます。

■百年に一度の不況だからこそ、日本発の経営ツールである5Sを活用し更に強固な経営体質に脱皮していただくことを事務局一同祈念しています。
 
★☆★   金融危機を契機にした新たな事業改革取組みへの提言    ★☆★     (2009-01-08 00:02:38)

★☆★(「戦略的5S」を基盤とした「知財経営」導入のススメ) ★☆★ 

■1979年、エズラ・ボーゲル ハーバード大教授(当時)の「Japan as No.1:Lessonsfor America」が出版された頃、日本企業の競争力の源泉はコスト効率性と製品の品質にありました。

■ 日本製品は良質で安価であり、コストパフォーマンスが世界最高であったからこそ経済大国の地位を固めることが出来たのです。しかし最近、いえここ20年ほどはコストパフォーマンスに関する事業モデルの綻びが企業経営を苦しくしています。アジアの近隣諸国は 日本メーカーに比べて低いコストで製品を生産し、しかも品質においても日本製と同レベルまでキャッチアップしています。

■当然ながら品質とコストの比で算出されるコストパフォーマンスでは日本を追い越す状況です。このようなグローバル競争の中で90年代から現在まで多くの中小企業は競争力維持のための戦略を模索し、品質やコストに関する血の滲むような努力を幾度も繰り返してきました。

■しかし今回の金融危機を発端とする円高等は、この努力にも限界のあることを諭しているかのように感じられます。日本企業、とりわけ中小製造業はコスト効率性や製品品質に換わる新たな競争力の源泉を手に入れなければ立ち行かない状況になっています。
 
■日本の中小企業、とりわけ機械加工製造業は、ものづくりとその技術においては、大企業に優るとも劣らない確たる無形の資産を持ち、常に磨きをかけてきています。この内包する無形の資産を「知的財産」として活かし、コスト効率性と製品品質に換わる新たな競争力の源泉とすることを提言します。
 
■知財経営とは、技術開発の成果を特許(知財)の形で資産化し、これを侵害訴訟やライセンス等いくつかの方法を活用することでマーケットをコントロールし、技術的優位性のある製品を製造・販売し、利益を確保する経営手法のことです。政府は2002年の「知的財産戦略大綱」以降、「知的財産立国」の実現を目指し様々な施策を講じてきており、知財経営を実現するための法制度を含めた環境は一定レベルまで整備されています。今回の金融危機にまつわる経営環境の変化は、コスト効率性と製品品質のみを競争力と捉えてきた中小企業者の多くに、知財経営への舵取りの必要性を迫る機会なのです。
 
■知財経営を導入し推進するためには、経営ビジョンを明確にし、目標管理の出来る効率的な職場環境を全社一丸で構築し、維持・運営することが必須の要件です。このような経営基盤確立には、アタリマエのことをきちんと実践する5Sをベースにし常に経営ビジョンを意識した活動を展開できる戦略的5S(当事務局推奨:商標出願中)が最適として強くお奨めします。
    
 
★☆★   掃除の基本4原則、5手順    ★☆★     (2008-12-20 00:35:45)


■いよいよ今年もあとわずか。年末といえば「大掃除」が恒例行事です。

■大掃除の歴史は、江戸時代の「すす【煤】払い」が始まりといわれ「年神様」(家を守り、幸福をもたらすために天から降りてくる神様)を迎える準備として、家中のすすを払い落として“家を清める”のがもともとの意味です。

■年に一度の定期清掃というより、信仰的な意味あいだったようです。歴史ある神社仏閣では、この意味に則った大掃除が行われていますが 一般には信仰的な意味あいよりは現実的な意味で「普段は掃除が行き届かない場所を綺麗にする」意味に使われているようです。

■大掃除の基本をどこに置きましょうか?大掃除の対象区域を限定して、短時間集中で効率的に実施したいものです。来客の多い家庭や企業であればお客さまの目線が届きやすい場所を先ずは集中的に攻めるべきでしょうし、計画的に実施すべきものです。

■「おそうじ基本4原則」と「おそうじ基本5手順」は掃除のポイントを的確に整理した基本事項です。(ダスキン提供)

【おそうじ基本4原則】
 (1)自分でできる範囲でおそうじ計画を立てる。
 (2)汚れはため込まないで、軽いうちに落とす。
 (3)おそうじ部分の材質チェックをお忘れなく。
 (4)洗剤や道具の特徴を知って、上手に使いこなす。

【おそうじ基本5手順】
 (1)おそうじの基本は「上から下へ」。
 (2)「奥から手前へ」で効率よく。
 (3)洗剤は「まずスポンジにつけてから」。
 (4)洗剤も拭き取りも「下から上へ」。
 (5)作業は「軽い汚れからひどい汚れへ」。

■江戸時代には師走の13日を「事始め」といい、 この日から徐々に家の掃除を始めたそうです。

さあ、はじめましょう。
 
★☆★   季節の彩り  『師走の景色』    ★☆★     (2008-12-06 09:33:26)


■ 朝晩とめっきり冷え込んでこたつやストーブが恋しい季節となりました。本格的な冬がやってきて12月ともなるとこれまでの秋・冬混在するような装いからコートやダウンジャケット姿の人が多くなってきました。

■ 寒さを凌ぐ様な人々の姿・装いが丸く厚くなってくるのとは違って街中の景色は華やかにスマートに変わっていきます。発光ダイオードの灯りが、街路樹・建物の装いをこれまでより明るく輝かせていて、クリスマスムードを盛り上げます。

■ とはいえ、こんなにもクリスマスイルミネーション等が華やかになってきたのはいつ頃からでしょうか?私が子供の頃は、デパートの店内のクリスマス飾りは賑やかに飾ってあったけど外での明かりというと商店街のぼんぼりに明かりを点けたり 大きなツリーに飾りがついてぼんやりした明りがついた程度だと記憶しています。尤ももう何十年も前の話ですが・・・。

■ でも、ここ10年ほどでも様変わりかと思います。
 東京の繁華街とは比べものになりませんが今では地方都市の駅前でも 街路樹にイルミネーションを飾り夜遅くまで煌煌と輝かせています。私の住む街でもこのイルミネーション、クリスマス迄ではなく正月迄に光り輝いています。クリスマスを祝うという宗教的な意味合いからではなく冬休み、新年を祝すまで含まれているようです。

■ 以前、CMで世界の夜の明るさを表したものがあったかと思いますが、日本は国の形がはっきりと判別できるほど地方も含め明るい様だったのを思い出しました。年の瀬はその時よりももっと明るく見えるのでしょうか。
 
■ 環境問題とも云われて久しいですが夜が暗闇であった時代からは遠くなりました。
 でも今は華やいで高揚した気分と同時に光り輝く街が眩しくもあります。
 
★☆★   横浜の市立学校で、30年ぶりにトイレ清掃を復活。教職員から賛否両論    ★☆★     (2008-11-29 08:23:03)


■ 横浜市教育委員会は、特別支援学校を除く全ての市立学校500校で、児童・生徒によるトイレ清掃を30年ぶりに復活させることにしました。

■ モデル校の小中学校10校から順次導入し2010年4月からは全校で本格実施する予定とのこと。これまで1970年代後半以降は神奈川県内の公立学校の中では、横浜市の児童・生徒だけがトイレ清掃をしておらず、「トイレ掃除は校務員の業務」と位置付けられてきた経緯があります。現在、小学校は昼休み、中学校は放課後に掃除を行っていますが、トイレは別にしてきていました。

■ トイレ掃除の復活を決めた教育委員会の狙いは、少子化の影響からか個人中心の考え方をしがちな子どもが増えているため、「公共の精神」を育てる目的で、トイレという共有スペースの便器や床、ドア、ノブなどを掃除することで、物を大切にする心や規範意識を養おうというもの。

■ これに対して、教職員の反対派は「公共心が育つのか疑問」「ノロウイルスやO―157などに感染しない対策が取れるのか」と指摘。これに対して賛成派は「トイレをきれいに使うようになる」「身の回りのことを自らできるようになるのは重要」と主張しています。

■ 清掃することは生活の原点であり、安全・安心の原点です。特にトイレの清掃が行き届いているかは、家庭においても企業においてもバロメータになる場所です。また、清掃することの重要ポイントが「点検」にあることを5Sアジア事務局では各所で唱えてきていますが、教育の場で徹底してこそ日本の将来に好影響が期待できます。

■ 横浜市教育委員会発の変革が何年・何十年後に大きな成果を実らせるものと期待します。
 
★☆★   季節の彩り    紅葉(2/2)    ★☆★     (2008-11-07 07:36:21)

■7日は立冬。
 北海道では平地でも雪の降る日があるように徐々に冬へと向かっています。紅葉便りも北からだいぶ下がってきました。関東でも標高が高い所では紅葉も終わり、落葉となり木々の枝が淋しそうに揺れていますが、まだまだ紅葉の彩りは続いております。平地では最高気温が15度を下回り、最低気温が一桁の日が続くこれからが本格的な紅葉の始まりではないでしょうか。

■さて、今年の紅葉ですが夏の台風の影響もなく秋の日照も比較的多かったようで近年ではまれに綺麗な色づきを見せているようです。私も先月、信州の高原に紅葉狩りに行き紅葉を堪能してきました。

■まだ染まらない青葉から、黄葉、そして紅葉とあり空の青さとのコントラスト、遠くの山々と見事な景色を見せてくれました。カエデ、イチョウ、ブナ、ナナカマド、ツツジ、ツルブトウ等の葉っぱ達。ちょっとした色合いの違いも美しいと感じられます。

■楽しめる紅葉もたくさんあります。街中でもイチョウ等の色づく街路樹、少なくなりましたが民家の庭先のモミジ、ツツジ等々。また盆栽でも紅葉を楽しむことができます。

■日本人の色彩感覚は素晴らしいと聞いたことがあります。先人達は、少しの色の違いを見分け名前を付けてきて現代では表わしようのない色もあるとか。江戸時代から何百という色合いの違いを愛でてきた豊かな色彩感覚は、自然の葉の移り変わりを美しいと思える感覚が養ってきたといえるのかも知れません。
 
★☆★   季節の彩り    紅葉(1/2)    ★☆★     (2008-10-07 06:11:59)

■  朝晩と冷え込む日が多くなってきました。こういう日が続くと木々の葉が段々と色づいてきます。

■ 春の桜前線と並んで秋の紅葉も次々と報告されてニュースとして取り上げられます。9月中〜下旬頃、北海道大雪山系の山々から始まり、 北から南へ、そして高地から低地へ12月上旬迄、南九州、首都圏、 関東南部等紅葉前線は移ろいで行きます。

■ さて、私たちの目を楽しませてくれる木々の葉は、多くはカエデ、 イチョウ、ブナ等の広葉樹の葉っぱです。 何故、緑だった葉が赤や黄色といった色に変色してくるのでしょうか? 紅葉のメカニズム自体は、夏の間の葉はクロロフィルという緑の色素が 多く含まれることにより見えてた葉の緑が日照時間が短くなり紫外線や アミノ酸により分解され減少すると緑があせて、赤の色素であるアントシアンや黄の色素であるカロチノイドあるいは褐色のフロバフェンが目立ってくるそうです。

■ それは気温(温度差)、光(日照)、水分(降雨)が影響するとのことです。一日の最低気温が10℃を下回ると色づきはじめ5℃以下となると一気に色づく。寒暖の差が大きくなればより鮮やかな色合いになるのでしょうか。また夏から秋に掛けての日照が多く台風の少ない年が葉の色づきが綺麗だそうです。

■ この紅葉を観賞する行為を紅葉狩りと称し平安時代から貴族たちが、また江戸時代からは庶民の間でも盛んに行われてきました。 この美しい紅葉が見られるのは日本の国土の70%は山々であり そこに木々が茂っているからです。山の荒廃による自然の減少、スギ等の針葉樹の植林の影響で広葉樹が少なくなってきているのは残念ですが、まだまだ美しい自然が残っているそんな実感できる紅葉の彩りです。
 
★☆★   季節の彩り    秋桜(コスモス)    ★☆★     (2008-09-07 01:24:10)


■ 夏が過ぎ、涼しい風が心地よい秋の訪れとともに、何とはなしにあちらこちらで見かけるコスモス。秋の桜と書いてコスモスと読ませますが、幕末の頃に渡来したそうです から日本人にとってはまだまだ比較的目新しい花といえるでしょう。

■ 明治時代の園芸栽培の普及と供にまた姿形の美しい花として人気があり、沢山の改良種が誕生したそうです。現在は、都市郊外の広大な公園の丘に広がるコスモス、田畑の休耕地に植えられたコスモス、高原の爽やかな野原に広がるコスモス或いは都市型の小さな公園の僅かなスペースに植えられたコスモス等、8月中から10月頃迄様々なシーンで見かけます。

■ 何故、こんなにも日本の風景に似合うのか?コスモスはギリシャ語のKosmosを語源としていて「秩序」・「調和」という意味があるそうです。またそれは「美しい」という意味も併せ持つそうです。

■ コスモスの姿は細い茎に端正な花がつき秋風に揺られながらもしっかり根付いているそんなイメージが私にはありましたが、この花の持つ意味、「秩序」・「調和」・「美」という日本的な意識がこの花の人気を保っている そんな気がします。また、多くの花が集まることにより更に美しく映える花、寄らば大樹ではありませんが、これも日本的かなと感じられるところです。

■ もちろん、改良が盛んに行われ、開花の時期、様々な色の花、色の変化のグラデーションが楽しめるものなどの花本来の要素もあると思います。しかし、日本的な「美意識」が損なわれていく時代だからこそ、この花のある風景が皆に愛されているのかなと感じ入る次第です。
 
★☆★   季節の彩り ( 夏祭り )    ★☆★     (2008-08-06 08:23:57)


■ 夏の風物詩。日本では一年中、どこかしこで祭りが執り行われています。多いといわれる秩父では年間400件以上の神仏に纏わる祭りが おこなわれていると聞きます。しかし、うだるような暑さとなっていく7月、8月の祭りが一般的なイメージの様で全国各地、多くの祭りが行われています。

■ 7月では京都祇園祭りや大阪天神祭り、福岡祇園山笠等など・・・。8月は上旬に、東北の三大祭り(青森ねぶた祭り、秋田竿灯祭り、宮城仙台七夕祭り)に始まり、山形花笠祭り(東北四大祭りでは入る)徳島阿波踊り、高知よさこい祭り等の観光客もあふれる有名な祭りもあれば、地元に根出した地域ぐるみの祭り、町内会独自の盆踊り、花火大会等も。

■ 夏に祭りが多いのは盆、七夕などの歳時に関連するものとして発展してきたと思われます。また、盆は都会に脱出した人も盂蘭盆会としてご先祖様への供養で地元へと帰省する人々が多いため、祭事がし易く親睦の意味合いもあります。

■ 観光化した大きな祭りは地方の経済効果はもちろんのこと人々の地元意識を植え付けるような効果もあるような。祭りには、都会に働きにでても年に1度は戻ってくる、戻ってきたいと思わせる何かがあるのだと思います。

■ 地方では旧知の仲を再確認するための祭り。都会では縁のない人々が、これからの絆を作り上げるための祭り。そんな気がしています。
 
★☆★       季節の彩り 「ニッコウキスゲ(ユリ)」      ★☆★(2008-07-13 23:40:37)

■ 7月、本州では徐々に各地で梅雨明けする頃であります。
この季節は、梅雨のジメジメとした空気に苛まれながらも序盤は菖蒲、アジサイといった彩り鮮やかな美しい花々がありますが、梅雨終盤を彩るのはなんといってもユリの花ですね。
 
■ 梅雨の間の晴れ間高原に咲き乱れる黄色やオレンジ色のニッコウキスゲ、ノカンゾウなどのユリ科の仲間たち。残念なことに街なかでは見られません。

■ ニッコウキスゲはユリ科の多年草。7月中旬〜8月上旬にかけて咲く可憐な花で、朝開き夜には萎んでしまい一日しか持ちません。私が初めてニッコウキスゲを見たのは、その名の由来でもある日光霧降高原で。車で山の中腹まで行き、その後はリフトで山頂近くまで乗り継いで行きます。そのリフトから見える高原のキスゲの黄色が美しかったこと。

■ ずいぶん前のことですがその光景はよく覚えております。ただ近年、シカによる食害で草原一面に広がったニッコウキスゲの花々がなくなってきており、保護しているようですが環境の変化もあって昔のような群生とまでなかなかいかないようです。

■ 季節を彩る花々が自然と一体になって映える姿は美しいですが、今現在自然そのままで受け入れられるものはそう多くはありません。人間の手により保護していかなければ育っていかないのが現実です。手をかけ暇をかけ育成していくことで自然が保たれていると思います。
 
★☆★  季節の彩り 『梅雨』     ★☆★(2008-06-10 05:59:50)


■6月というとどうも皆さんあまり良い印象をお持ちでないようで・・・。 5月の初夏の眩しい新緑と7月の暑い日差しに挟まれ、ジメジメ、欝々と マイナスのイメージが多いのではないでしょうか。

■ しかし、この季節は日本の自然に大いに影響する時期といえるでしょう。 日本でも北海道など梅雨がないといわれる地域がありますが、この梅雨と いう季節があるのは東アジアの一部だけです。中国或いは中国より南の国 のほんの一部、朝鮮半島の一部、台湾、そして日本。 東南アジアでは雨季はありますが梅雨とはまた違ったものです。

■そしてこの梅雨の季節が大事なのは日本人が米食中心だということです。 いくら食物自給率が下がっている、米を食べなくなったと言っても日本が 100%自給できるのはコメ食だけです。(もちろん現在は輸入で色々な 米食品を食べてますが・・)この米を作るため、大量の水が必要となっています。 5月の田植えを終え、稲が生長する時期に大切な水分。 この大量の水を賄えるには雨が必要となるわけです。

■ もちろん5月以降の水分の増量は雪解け水などの要素もあります。 が、そういった水が期待できない地域では雨が大事な要素です。 口に入る飲み水だけでなく農業用水としてこの時期に降る雨は天からの贈り物。この時期少雨となれば後々の水不足は生活上大変なもの。

■ そう考えるとこの梅雨のジメジメも大して気に掛からないのでは ないでしょうか。また、雨に映えるアジサイ、菖蒲など梅雨だからこそ美しい姿を見せてくれるのでは。
 
★☆★  『「捨てる事」が出来ない日本人 ★☆★(2008-01-11 01:54:25)

■ 5Sアジアでは、”捨てる事”から始まる5S(整理・整頓・清掃・ 清潔・しつけ)の徹底が大切であることを繰り返し述べてきました。 ”捨てる事”なくしては改革ができないからです。

■ ”捨てる事”とは、整理で言うところの要るものと要らないものと分けて、要らないものを捨てることです。捨てることができれば、必要なものだけで仕事を進めることができます。要らないものがなくなれば、必要なものがすぐに見つかり、仕事もはかどります。

■ では、何が要らないのか?「かつての成功体験」「今や古びてしまったシステム」「時代遅れの機械類」「悔しさの残るバブル期の死に金」「後生大事に蓄えている役に立たない大量の情報」など、モノばかりではなく頭の中にこびり付いた既成概念こそ、早急に捨てなければいけないモノなのです。

■ これらを”捨てる事”で、改革の発想と積極的な意欲が生まれ、自然な形で組織内の改革が進むことになります。しかし、捨てなければ、何も生まれないでしょう。

■ グローバルな流れの中で大きな変革を遂げようとしているこの時代に、日本人だけがその流れを認識できずにいる、そんな気がしています。「茹で蛙」という喩え話があります。蛙の入った水をゆっくりと熱していくと、蛙は熱さに気づかずにいて、いつの間にか熱湯の中で 茹で上がってしまうという話です。ぬるま湯につかった状態の我々
日本人も、次第に熱湯に変わりつつあることに気付かない。いや、気付きたくない思いがあるのではないかと思います。”捨てる事”の出来ない既成概念のために。

■ 北京在住で、年末年始に日本に帰国し、再び北京に戻ったばかりの5Sアジア北京駐在員H氏から新年のメールが届きました。彼はぬるま湯の温度がわかる貴重な日本人のひとりと思います。

−−−−−−   H氏からのメール  −−−−−−−−−−−−−−
新年好!
日本の年末年始特集で、中国での知的所有権意識の希薄さをオモシロ可笑しくやっていましたが、今では中国でも日本は物笑いの種になっています。今まで、日本人は一段高いところから中国や中国人を見下ろし、優位を楽しむといった所が見受けられていると感じていましたが、今や「日本人も中国人も50歩100歩なんじゃないの!」と世界から見られているのではないかと心配です。

この所、日本はかつての経済技術大国から、まさに坂を転げ落ちるている様に感じますし、世界から剥がれ落ち孤立国家にならないような方向転換が必要と感じます。日本が某国の子飼いでぬくぬくとして居られた時代は既に終わっていると思いますが...。

年末年始に日本に戻り、何か揺り篭の中のような心地よさを感じ、却って辛い気持ちになったのかグチを言ってしまいました。申し訳ない!!!

兎に角ガンバレニッポンです。
再見!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
★☆★  2008年 新年明けましておめでとうございます  ★☆★(2008-01-01 10:55:01)

■ 新年明けましておめでとうございます。

■ 今年はなんと言っても北京オリンピックの年です。二〇〇八年八月八日午後八時八分なんて縁起のいい”八(ba)”の並ぶタイミングに開会式を決めた中国の気合が伝わってきます。素晴らしいオリンピックになることを期待し、応援したいと思います。

■ 北京オリンピックの成功は、国そのものに対する国際的な総合評価につながり、当然その後の中国の活動によい結果をもたらす事が期待できます。とりわけ中国や中国人に対するイメージも大きく洗い替えされることでしょう。マナーが悪いとか、トイレが汚いなどの過去のイメージが払拭され新たなイメージが定着するのも時間の問題といえます。現実よりイメージが先行したり、その逆であったりすることを通じて世界に浸透していくことでしょう。

■ 中国と同様に、自社イメージを刷新したい多くの企業経営者にとっても北京オリンピックは素晴らしい参考例になることと期待しています。「社内挙げてのイベントを通じての改革と刷新」が多くの企業に必要です。それは社外のためばかりではなく、古い社内文化をアタリマエとして、そこから脱却できないでいる経営者も含む社内のために必須だからなのです。

■ 2008年。21世紀に入って早や9年目に入っています。1世紀の一割近くを経過したのに、未だに20世紀の栄光を思い出し、新しいチャレンジにパワー全開できずにいる企業にとって、今年こそ開運の年となることを期待しています。

 
★☆★  『食品工場の衛生管理知識レベルを高めるGood Ne』 ★☆★(2007-12-09 07:34:42)

■ここのところ毎日のニュースを賑わせている食品不祥事の話題は、エスカレート気味な部分もかなりあるように思います。しかし、食品という直接ヒトの体内に入る製品の品質保証をする立場の食品企業は、少なくともキチンとした衛生管理知識を持っていなくては不祥事すら語る資格もありません。

■ 一般消費者にとって見たら、キチンとした衛生管理知識を持つことはアタリマエかもしれませんが、全国各地の中小食品製造業を見る限り、従業員に占めるパート者の比率が高い中小企業にとって、社内の衛生管理知識の徹底を図ることは容易なことではありません。

■ 確実な方法で早く・安く、衛生管理知識の徹底を図ることが求められている事は、各地の食品工業会共通の悩みとなっています。

■ このような折、日科技連が開始した「食品衛生ドリル」というネットを使った一般的食品衛生管理知識を習得させるサービスの情報を得ましたので紹介します。

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特徴
●忙しくてなかなか時間が取れない従業員向けにテストから入る一問一答のトレーニング方式を採用することで、自分の理解度をすぐに確認できる。

●インターネットから簡単にアクセスできるe-ラーニングなので、低コストでの利用かつ短期間で効果的に習得できる

●解説に加え、各省庁・専門機関サイトへのリンクにより最新情報のチェックができる
●一般従業員向けと管理者向けを用意 など

■詳しくはこちらまで

 http://www.juse.or.jp/iso_center/iso22000/index.html
 http://www.5s-asia.com/j/interview/200712_1.files/frame.htm



 
★☆★  『独自のロボット文化を育てた日本の職人文化』 ★☆★(2007-11-12 04:06:31)

■ 今、上野国立科学博物館で「大ロボット博」が開かれていて、二足歩行をしたり来場者の問いかけに答えたりする生活観溢れるロボット達で賑わっています。

■ 日本はロボットの生産と活用において世界トップレベルであり、世界82万台のロボットのうちの45%を使用し、又その半数は日本製といわれています。

■ ロボット技術で他の国を圧倒している理由のひとつとして、海外ではロボットを機械として捉え扱ってきているのに対し、日本人はロボットを擬人化して捉え・文化として育ててきた点にあるといわれています。

■ 容易に思い浮かぶ「鉄腕アトム」などの漫画やアニメ上のロボットはいずれも人間の心を持ったものばかりですし、古くは「からくり人形」も擬人化の原型といえそうです。

■ 「日本人のモノに対する意識が形になったものがロボットである」とは手塚真さんのことばですが、日本の擬人化ロボット文化を育ててきたのは、漫画以外では日本の科学者というよりは職人の方々であろうと思います。これら職人の方々は所謂ナレッジ・エンジニアのエキスパートでもあります。

■ 職人というと「ものづくり」現場のみをイメージしがちですが、サービス業におけるエキスパートも同様で、職場を神聖なものと見做して来たからこそ「日本は世界一のサービスの国」と呼ばれているといえます。

■ 彼らは、現場のニーズを解決するための新しい技術・サービスを日々考え抜いて開発し、開発した技術・サービスに対して更なる改善を加え、最終的には顧客の注文を充分満足させうる結果を提供してきたからです。

■ また、このプロセスに「心」を加えることで高い精度を確保するのは日本特有の文化なのかも知れません。

■ 大切なことは、このプロセスの始まりには「現場のニーズ」が存在し、それゆえに机上の理論では決して得ることのできない重要な発見・開発を手にすることが出来、それこそが企業経営のエッセンスになってきていることです。

■ 「いわずもがな」ではありますが、「現場のニーズ」を得るためには現場を点検するための5S活動が重要であるという事実があることです。

※ 大ロボット博は2008年1月27日まで開催されています。詳しくは http://www.robo2007.jp/  を参照ください。
 
★☆★  「面子」語らずして中国経済は語れず  WheneverCHINA 10月号より  ★☆★(2007-11-07 02:30:23)

■ 中国人の「面子」を知らずして中国ビジネスは語れない。もはや「日本ブランド」の商品を保つだけで、中国人の面子が保てた時代は終わった。売れ筋商品を生み出すには、日本的な「世間体」と中国的な「面子」の溝をうまく埋めるアイデアが求められる。本号では中国人の消費行動における「面子」について考察する。

■ 「黒塗り・革張り」ヴィッツが欲しい
上海の街中を見ると、「売れ筋商品」が日本とは必ずしも一致していないことに気づきます。たとえば、日本では小型の壁掛け式のエアコンが一般的なのに対して、上海では大型の縦置き式が主流です。

■ 冷蔵庫については白色が主流の日本ですが、上海では濃い派手な色が好まれます。また、リビングに置く家電製品は「見栄えと存在感」が購入の際の重要な決め手となっているようです。薄型テレビも、とにかく大きなサイズを買いたがる傾向にあります。

■ トヨタ自動車が第一汽車との合弁で03年に「ヴィッツ」という小型車を売り出した時の事。商談に訪れる購入者から最も要望の多かったオプションが「黒塗りボディ」の「革張りシート」だったそうです。

■ 当時、マイカーは庶民にとってまだ高値の花でした。会社の社長や政府の幹部が乗る車は「大型」「黒塗り」「革張り」が定番だったため、「トヨタ」というブランドと合わせて、たとえ小型車でも外観から見栄を張ることで大型車と同様の面子を保ちたいという心理が働いたのでしょう。

■ しかし、さすがのトヨタもヴィッツの「黒塗り・革張り」は全く想定外で、対応に苦慮したというエピソードが残っています。

 
★☆★  『中国路地裏経済漫歩』「”可愛い”市民になろう」が合言葉   ★☆★(2007-09-10 07:31:23)


□「百万家庭学礼儀」(1年に20万家庭づつ、5年かけて100万家庭にマナーを学ばせるキャンペーン)−公共マナーの普及を目指す上海市のキャンペーンのことです。

□ 「做個可愛的上海人(皆から可愛がられる上海人になろう)」を合言葉に、万博開催予定都市の面子をかけた作戦が繰り広げられています。

■”マナー教育”ミッション
最近、上海のある工場関係者の一行が商談のために来日しました。日本での滞在経験があり共産党員でもある団長は、関西国際空港に降り立つなり、初めて日本にきた団員達に説明を始めました。エスカレーターで整然と列を作り、急ぐ人のために通路を開けている日本人の姿を見つけては「これが日本人のマナーだ」と一言。

■ 停車中のバス車内を清掃したり、停車中のバス周辺のゴミまで拾ったりしている運転手の姿を指差して「これこそが公共道徳の精神だ」と力説したのです。商談ミッションが一転して「マナー教育ミッション」に変わったような印象ですが、彼は「上海は今、公共マナーの指導を強化すべき時に来ている。我々が学ぶべきマナーが日本の到る所にある」と真剣です。



●  以下詳細はhttp://www.5s-asia.com/j/china/wk200709/wc200709a.pdf に
掲載中!

 
★☆★  『戦略から始める5S』の導入実践で高収益企業を実現    ★☆★(2007-08-10 13:14:08)

■ 株式会社アルファーテックは2005年11月に個人事業として創業、僅か1年半で急激に業容を拡大し、現在従業員数50名。基板実装、手半田、精密組立、雑貨商品の製造、音響機器の製造・改造、健康美容機器の製造、時計組立・改造など、およそ人が介在せざるを得ない手作業による製造プロセスを受注し、徹底した品質管理の下でのローテク技術による高生産性と高品質性を実現して急成長を遂げている。
 
■ 代表取締役である関根祐一社長は、時計関連の精密機械メーカーに勤務した経験を基盤に独立創業・法人成りしている。関根社長によれば、急成長の成功要因は5Sアジア事務局が推進している『戦略から始める5S』にあるとのこと。

■ 世間ではISO9000やISO14000の活動に熱心な企業が多いが、当社ではこれらを認証取得し多額な費用を掛けるのではなく、各種ISOの根本となっている5Sを経営の基本に置く方針を採っている。なぜなら、整理・整頓ができていなければ、ISOを取得しても、維持管理においては継続監査をパスするための偽造や繕いのみに終始してしまう危険性があり、清掃・清潔ができていなければ環境ISOも中途半端になってしまうと考えたからだ。

■ そこで、ISOを取得する以前に5Sを徹底的に行いアタリマエの事を確実に5Sで実践し、この実践の事実を社外に告知する努力を続けたところ、5Sの維持継続が仕事の確保と利益に結びついたのだという。

■ 最近飛び込んできた受注も、当社が営業したわけでなく顧客からの電話だ。その顧客は、他社から「5Sが整備され、仕事の速さと材料管理がしっかりしている会社だ。しかしスペースが狭いのが問題かもしれない・・・」と当社を推薦され、顧客は当社に来社監査したところ5Sの効果と会社の方針に感心し受注に繋がった。

■ スペース問題については常にゴミや空ダンボールは速やかに撤去する習慣となっており常に無駄なものは一切現場存在しない状態で、毎日10トントラック2台分の材料が入荷してもすばやい受入れが可能。生産効率も顧客見積に比べ高効率である。 
 精密製造はアジア諸国等の低コスト国の労働に圧迫され、日本国内における製造の収益性には厳しいものがある。しかし当社の場合設備導入は一切なく、全ての業務を社員の手作業で行っているため低い経費率での経営が可能であり、顧客に低コスト納品できるという強みにもなっている。このような流れの中で、中国で製造していたラインを現地から引き上げ、当社に依頼を受け7月から既に開始している業務もある。

■ 関根社長へのインタビュー質問「高い5Sレベルを維持するための ポイント」で印象的な答えのひとつは、「問題を発見した場合、原因が判明するまで、いつまででもラインを止める」事である。全て手作業を行う中でのライン停止は厳しい選択だが、ラインを止めることで社員が皆「なぜ止めたのか」を自問自答し、やがて自ら又は作業チーム単位に問題点を発見し、解決の活動を積極的に開始することだという。しかも次第にライン停止から再開までの時間が短くなってきていることである。
(以下はメルマガ8月号を参照ください。)

 
★☆★  『ベテランだからこそ起こすヒューマンエラー』    ★☆★(2007-07-09 09:41:53)

■ ベテランは初心者に比べて作業が早く、テキパキとこなします。
初心者であれば指導者の話を必死に聞いたり、ひとつひとつの作業工程を確かめつつ進めますが、ベテランは作業工程の特徴を熟知しているから、体がひとりでに動き、無意識のうちに適切な対応をとりながら手早い作業を進めることができます。

■ ところがこのような完璧なはずのベテランだからこそ起こすエラーがあります。「見マチガイ」「取りチガイ」「思いチガイ」「思い込み」「考えチガイ」などがソレです。これらのエラーは、「ベテランでも起こす」のではなく「ベテランだからこそ起こしてしまう」ものなのです。その発生メカニズムについて簡単にお話します。

■ 初心者が初めての仕事に対応する場合、自分の知識を総動員して対処方法を考えます。しかし慣れるに従って、仕事の特徴をとらえ、その特徴をもとに処々の対処方法を自在に選択するようになります。さらに慣れるとからだがひとりでに動き、無意識のうちに行動できるようになります。

■ この習熟化のプロセスをヒューマンエラーの視点で見ると、大きな落とし穴を発見することができます。ベテランが「無意識のうちに行動」できることは裏返すと「不注意状態で作業をしている」ことになります。もっといえば、慣れれば慣れるほど不注意な状態が生まれ「見マチガイ」「取りチガイ」「思いチガイ」「思い込み」「考えチガイ」が発生する可能性が高まります。

■ 5S的な表現をすれば「ベテランになればなるほど、作業対象の“識別”をすっ飛ばす傾向が強くなり、すっ飛ばすからこそ作業が早いともいえます。

■ 最近のニュースの話題では、JRの48歳のベテラン運転手が低速走行すべきでない区間(エアセクション)で停車したため架線断線事故を起こし、多くの通勤者の足を奪った話題もベテランによるヒューマンエラーのひとつです。

■ また、ある病院で患者の酸素マスクに二酸化炭素ボンベをセットしてしまい患者が窒息死した事故。別の耳鼻咽喉科医院で、患者に蒸留水の蒸気を吸入させる加湿器に、誤ってエタノールをセットしてしまった事故もありました。このケースでは、患者に数日間エタノール蒸気を吸入させたため、患者は最後にはアルコール中毒で死亡する事態となりました。

■これらベテランだからこそ引き起こされるヒューマンエラーの対策は“識別”を明確にすることが重要となってきます。
(1)識別部分を意識するクセをつける
(2)物理的な識別の徹底を図る
(3)違うものを同じ場所に置かない
等の対策の徹底は最低限必要になります。
 
★☆(2007-07-09 09:41:07)
 

■ ベテランは初心者に比べて作業が早く、テキパキとこなします。
初心者であれば指導者の話を必死に聞いたり、ひとつひとつの作業工程を確かめつつ進めますが、ベテランは作業工程の特徴を熟知しているから、体がひとりでに動き、無意識のうちに適切な対応をとりながら手早い作業を進めることができます。

■ ところがこのような完璧なはずのベテランだからこそ起こすエラーがあります。「見マチガイ」「取りチガイ」「思いチガイ」「思い込み」「考えチガイ」などがソレです。これらのエラーは、「ベテランでも起こす」のではなく「ベテランだからこそ起こしてしまう」ものなのです。その発生メカニズムについて簡単にお話します。

■ 初心者が初めての仕事に対応する場合、自分の知識を総動員して対処方法を考えます。しかし慣れるに従って、仕事の特徴をとらえ、その特徴をもとに処々の対処方法を自在に選択するようになります。さらに慣れるとからだがひとりでに動き、無意識のうちに行動できるようになります。

■ この習熟化のプロセスをヒューマンエラーの視点で見ると、大きな落とし穴を発見することができます。ベテランが「無意識のうちに行動」できることは裏返すと「不注意状態で作業をしている」ことになります。もっといえば、慣れれば慣れるほど不注意な状態が生まれ「見マチガイ」「取りチガイ」「思いチガイ」「思い込み」「考えチガイ」が発生する可能性が高まります。

■ 5S的な表現をすれば「ベテランになればなるほど、作業対象の“識別”をすっ飛ばす傾向が強くなり、すっ飛ばすからこそ作業が早いともいえます。

■ 最近のニュースの話題では、JRの48歳のベテラン運転手が低速走行すべきでない区間(エアセクション)で停車したため架線断線事故を起こし、多くの通勤者の足を奪った話題もベテランによるヒューマンエラーのひとつです。

■ また、ある病院で患者の酸素マスクに二酸化炭素ボンベをセットしてしまい患者が窒息死した事故。別の耳鼻咽喉科医院で、患者に蒸留水の蒸気を吸入させる加湿器に、誤ってエタノールをセットしてしまった事故もありました。このケースでは、患者に数日間エタノール蒸気を吸入させたため、患者は最後にはアルコール中毒で死亡する事態となりました。

■これらベテランだからこそ引き起こされるヒューマンエラーの対策は“識別”を明確にすることが重要となってきます。
(1)識別部分を意識するクセをつける
(2)物理的な識別の徹底を図る
(3)違うものを同じ場所に置かない
等の対策の徹底は最低限必要になります。
 
★☆★  『Whenever CHINA』 (2007年6月号) 『マイカー時代本格化の兆し 10万元バトル幕開ける』  ★☆★(2007-07-05 06:01:31)

□上海モーターショーに併せ、日系メーカーが相次いで小型車投入を発表した。これまで中・高級車は外資系メーカー、小型車は民族系メーカーという二極化が見られたが、この構造が徐々に崩れつつある。本特集では、小型車を中心に、中国乗用車市場の現状に迫った。

■日系メーカーが相次いで小型車発表
第12回上海国際汽車工業展覧会(通称:上海モーターショー)が4月20日から28日の9日間、上海新国際博覧中心で開催された。14万平米の展示スペースに、21の国家/地域の約1300社が出展。延べ50万人を超える来場者が集まり、自動車市場の成長の勢いを印象付ける熱気溢れる展示会となった。

日系メーカー各社はこの上海モーターショーに併せ、小型車の発表を相次いで行っている。トヨタは、2008年より広州トヨタでやリスの生産・販売の開始をアナウンス。日産は、東風日産として初めてとなる10万元クラスの小型車・リピーナ投入を発表した。また、スズキは長安スズキが9万元から12万元のSX4を発表、7万元から9・5万元のスイフト(中国名:雨翼)に加え、新たに10万元クラスの小型車をラインアップに加えた。

●詳細はhttp://www.5s-asia.com/j/china/wk200706/wc200706a.pdf に掲載中!

★☆★☆★ 他 以下の記事を掲載 ★☆★☆★
◆まだモータリゼーションの初期段階。小型車普及が本格化するのは暫く先
   詳細はhttp://www.5s-asia.com/j/china/wk200706/wc200706b.pdf

◆自動車業界誌『上海汽車』編集長に聞く小型車の展望
   詳細はhttp://www.5s-asia.com/j/china/wk200706/wc200706c.pdf

◆世界で最も勢いのある厳しい市場に、他地域に先行して魅力ある車を投入
   詳細はhttp://www.5s-asia.com/j/china/wk200706/wc200706d.pdf

◆上海モータショー
   詳細はhttp://www.5s-asia.com/j/china/wk200706/wc200706e.pdf

◆「ひと・車・自然」の”和諧”を目指してカギにぎる
「環境・保全・省エネ・安全」
   詳細はhttp://www.5s-asia.com/j/china/wk200706/wc200706f.pdf
 
★☆★    初心者によるヒューマンエラーと5S    ★☆★(2007-06-04 07:05:47)

■ これまで5Sは「アタリマエのことをキチンと実行すること」と繰り返し述べてきましたが、「キチンと実行するつもりでいても現実にはなかなかできないよ」との弱音を聞くことがあります。発展途上の国の組織であれば、まあ仕方ないかと済ませられるかもしれませんが、管理技術に優れた国として諸外国から一目置かれている日本の組織であれば、規模の大小を問わず、しっかり且つ貪欲に目標を達成して欲しいものです。

■ さて、前述の5Sの悩みの中に「ヒューマンエラー」が原因で5Sが頓挫したり、進まないケースがあります。とりわけ初心者によるヒューマンエラーの発生は、大きな問題としてマスコミを賑わせている事例にも見ることができます。

■ 例えば、研修医が自分の判断で患者に鎮痛薬の代わりに麻酔薬を注射したため、患者がショック死をした事件や、外科専門病院で、執刀経験を積ませる目的で、経験の浅い医師に手術を任せきりにしていたために患者を死なせてしまった事件などは、「知識や技量の不足」が原因で、必然的に起こってしまったヒューマンエラー事故といえます。

■ ヒューマンエラーとは、「やるべきことが決まっている」のに「やるべきことをしない」あるいは「やるべきでないことをしてしまう」ことをいいます。研修医あるいは執刀医は、指導書あるいはマニュアルに従って行動したのでしょうが、「真にやるべき事はなにか?」をしっかり自分のものとして理解していたでしょうか?理解の過程で指導書を鵜呑みに信じ「知らないこと、わからないこと、不安なことは確かめ、自信のあること以外は確認する」という基本的な「しつけ」の徹底ができていたらこのような事故は起きなかったはずです。

■ この事故を、単なる医療現場のみの事故として片付けられるでしょうか?人命に関わらないレベルでは同種のエラーが日常茶飯事に発生しているように思います。例えば、製造現場において、その現場の経験の浅い者が、作業について十分な理解をせずに生産していれば、ヒューマンエラーが起きている可能性がありますが、たまたま事故として顕在化しないために見過ごされている可能性は否定できません。ISOを取得している企業においてはその活動の中で担当者に「十分な力量」を与えていることになっていますが、果たしてどうでしょうか?

■ マニュアル時代といわれ、現場の作業者自らが「なぜ、こうなのか?」を理解していることを確認せずとも機能してしまう組織文化の中では、この種のヒューマンエラーは消えることは無いと断言できそうです。

 
★☆★       日本の特許出願は世界一      ★☆★     (2007-05-11 05:20:17)

■ 日本の特許出願件数は98年以降毎年40万件を超える高い水準で推移しており世界1位を維持しています。また国際出願(PCT)件数も企業活動のグローバル化を背景に伸びており、3年連続で世界第2位を維持しています。

■ 出願件数の2位である米国も日本の出願件数に迫る勢いですが、昨年の統計によれば05年に第3位であった韓国を抜いて06年には中国が3位の出願件数となっています。日本・中国・韓国合計の出願件数が全世界の出願件数の24%を占めるまでに成長してきている事実からも、アジア勢の特許に賭ける思い・期待が伝わってきます。

■ 古いデータですが、83年のエール大学の調査によれば、大発明を成した場合にとる行動として、米国人の1番は「いち早く市場に出す」、2番目は「技術情報を秘匿する」であり、6番目に「特許に出願」が登場するのに対し、日本人は1番「いち早く市場に出す」で2番目に特許出願が登場します。日本国内でのマーケティングの難しさがあるのかもしれませんが、知的所有権に対する重要性の認識がすでに出来上がっているといえます。

■ 05年から始まったオンライン出願も特許・実用新案97%、意匠90%、商標83%と高い出願率を誇っています。現在、更なる先端レベルに向けて、業務やシステムの基盤固めを推進しているとのことです。

■ ところで、特許等の出願内容を審査することによって、国内あるいは国際的な立場で権利が確保されることになるわけですが、そのために審査で行うことは、出願内容がユニークな存在であることを証明することに尽きます。審査においてユニークさを検証する手段として、膨大な情報の中から必要な情報を探す「検索」が必要になります。

■ 当然ですが、このためには審査する側も、そして出願する側も、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5Sがしっかりしていなくてはなりません。
 
☆★☆    魅力ある会社の備えるべきポイントは何か?     ☆★☆ (2007-04-07 10:08:01)
■ 社員の立場、経営者の立場、そして社外から見ての立場という複数の視点で自社を捉えたとき、魅力ある会社とはどのような姿でしょうか?

■ 最近「コンプライアンス重視」ということばを耳にします。コンプライアンスとはよく「法令遵守」と説明されていますが、正しくは、遵守すべき対象は法令だけではなく、社内の各種規程や社会一般の倫理規範をも対象にします。普通に考えて「アタリマエ」なことはすべて守ることを指しています。

■ この視点で見たとき、最近多発している不祥事は、まさにコンプライアンスができていないための結果が、たまたま発覚した(表沙汰になった)ケースというだけなのです。食品企業での期限切れ商品販売問題や、カード会社の個人情報漏洩問題などが特にに目に付きますが、報道される部分はほんの一部であって、昔からあらゆる業種で不祥事は発生していて、たまたま発覚あるいは報道されていなかっただけなのです。
不祥事、即ち「あってはならない出来事」のことばの背景には「管理の不十分さ」の意味が含まれていますから、管理の不十分な会社で起こる「あってはならない出来事」が不祥事なのです。ですから不祥事が頻発するようなこれらの会社は魅力的な会社を語る際の論外といえます。

■ 不祥事が頻繁に起こる会社に共通に欠けているもの。それは次の2点です。
(a)「約束や決まりごとは必ず守る」の実践が徹底できない。
(b)「ルールにない曖昧な問題が発生した場合に、すぐに皆で話し合ってルールを決めることを習慣とする」という訓練ができていない。
この2つの項目は、今更いうまでもなく基本的でアタリマエな事柄です。しかし、これがなかなか徹底できない。

■ では、もし不祥事の起こらない会社があるとしたら、その会社は魅力的な会社とはいえないのでしょうか?昨今、不祥事を起こさない会社であるためには、それなりの仕組みが社内に確立できていなければ「不祥事を起こさない」事を担保することはできません。その仕組みとは、ルールを守ることを容易にする仕組みであり、またルールのない事態に直面した場合に社員が一丸となってコミュニケーションの取れる仕組みです。

  この仕組みこそ5S(ゴエス)なのです。
 
☆★☆  温泉の話し 『スーパー銭湯考編』     ☆★☆ メルマガ3月号より(2007-03-14 13:24:36)

■ 家庭のお風呂が充実してきた今、銭湯へ行くというのはほとんどないと思います。 しかし今、スーパー銭湯という新たな温浴施設が全国に広がりつつあります。

■ スーパー銭湯といってもハッキリとした定義はないようです。十数年前から言葉は聞きますが“昔ながらの銭湯を大きく立派にしたもの”というイメージ的なものしかない。健康ランドとはどう違うのか?といえども明確な差はないような気がします。あえていうなら入浴料がスーパー銭湯のほうが安く数百円程度で入浴できる ということでしょうか。健康ランドより豪華ではなく付帯する施設も少ない。よって低価格に設定されているという状況のようです。

■ スーパー銭湯は名古屋から広まり東海、関西地方中心に発展して、現在は関東にも数多く存在するようになりました。都市部住宅地郊外に造られ、広い駐車場を持ち近隣住民が車や自転車でやってくる。

■ ジェットバス、気泡風呂、サウナ、露天風呂等々、浴槽も多種多様。健康、美容、リラクゼーション指向を捉え、温泉を掘ったり、温泉地から温泉を運んでくるという温浴施設もあります。休日にもなると広い駐車場は車でいっぱいになり施設内の浴槽は芋の子を洗うような人出が・・・。休日ともなるとお手軽なレジャー感覚の家族連れで多いに賑わっています。

■ とはいえ、私自身は、近所にスーパー銭湯もあるのですがあまり行ったことがないのです。何年も前、健康ランドに足を運びましたがあまりの混雑振りに疲れてしまいました。浴室だけでなく休憩所などにも人が溢れかえっていて落ち着く暇もない状況でした。かといって平日の人が少ない施設も寂しいものです。程よい混み具合であれば気持ちよく過ごせるのですがなかなかそんな状況にあたりません。

■ しかしながら、昔ながらの銭湯が廃れてきている今、低価格での運営で賑わっているスーパー銭湯は、地域の安らぎの場として手軽に活用できる社交場なのでしょうか。
 
☆★☆  『社内には「割れ窓」はありませんか?』   ☆★☆メルマガ3月号より(2007-03-10 13:28:55)


■ あるブログに『金曜のお楽しみは、午後三時からの職場のお片づけ作業。ほんとは「5S」とかいう、意味わかんない名前なのですが・・・』と、楽しく5Sを実践している記事を見つけました。

■ 5Sを実践するとなぜ社内がよくなるかの理屈はわからなくても、現場では楽しい仕事ができることが一番です。まして5S活動を「お楽しみ」のレベルで実践していることを聞くだけで、人間関係も良好で暖かな職場が想像できます。どうしたらこんな職場ができるのでしょうか。

■「割れ窓理論」の名前を耳にしたことがありますか?「ブロークン・ウィンドウ理論」とも呼ばれ「建物の窓が壊れているのを放置すれば他の窓もまもなく全て壊されるだろう」という環境犯罪学上の考え方で、軽微な犯罪も徹底的に取締まれば凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとするものです。

■ 廃墟となった古いビルの窓ガラスの幾つかがもし割られていたら、小石を拾い投げて窓を割りたい衝動に駆られる気持ちは想像できますね。しかし、たとえ古いビルであっても、1枚のガラスも割れていなかったとしたら、不思議とそんな衝動は湧いてきません。(かつて筆者の家庭で、障子の一部に破れた箇所を見つけた2歳の息子が、障子一面の紙をすべて破ってしまったという経験を思い出しました。本能なのかも知れませんね。)

■ 心理学に「アッシュの同調実験」というものがあります。被験者に1本の線分を見せ、同時に長さの違う3本の線分1,2,3を見せ、どれと長さが同じかを問います。 答えは2なのですが、被験者のほかに6人のサクラを含めて質問すると、サクラの回答に被験者が同調してしまうというものです。この実験結果では、3分の1のケースで同調してしまうことがわかっています。しかも、1回でも同調する確率は81%にのぼったと記されています。

■ 人は、割れ窓があると割りたくなる心理が働き、また他人が行動すると81%の確率で同調してしまうことになります。もし社内に、割れ窓に相当する問題箇所があったとしたら、今は潜在的であったにしても、やがては顕在化し「割れ窓理論」や「同調行動」によって悪い方向に進む可能性があります。「お楽しみ」のレベルで5Sを実践する中でこのような割れ窓を排除する活動も必要なのです。
 
★☆★       3月号メルマガ編集後記より      ★☆★     (2007-03-07 05:45:28)

■ 2月18日は中国の新年(春節)で、インターネットに掲載された北京の映像は新年を祝う爆竹の煙で煙っていました。街全体が爆竹の煙で煙るなんてトンデモナイですね。中国の皆さんの熱気とパワーがビシビシ伝わってくるようです。それにしても一体何トンの爆竹が消費されたのでしょうね。

■ その中国の恋愛物語の「梁祝(リャンチュウ)」をご存知ですか?とても聡明で学問好きな「祝英台」という女の子が学問したさに男装して学校に進み出会った少年「梁山伯」との悲恋なのです。中国人なら誰でも知っている有名な物語。中国版「ロミオとジュリエット」ともいわれる伝承で、この物語にちなんだ河南・浙江・江蘇・山東の4省7地区が2005年に「梁祝文化」として世界遺産に申請したそうです。国を理解するうえでも、是非一度「梁祝」を読んでみて下さい。

■ グーグルの地図はかなり細かく写真のように見え、すばらしいです。一方、WILLというゲーム。これは近未来のゲームの試金石になるのでは。。共にリアル感がかなりあり、期待できます。将来、家にいながらにして、京都の街並を歩いたり、また時にはローマに行ったりと。そんな世が来ればすばらしいですね。

■ 約三十年程使っていた、家では一番古い電化製品、冷蔵庫。壊れたら買い換えようとしていた冷蔵庫ですが、壊れる前に役目を終えました。先日、家を新築した姪がまだ数年しか使っていない冷蔵庫を買い換えると言うのです。もちろんまだ十分使える物ですが、モノがあまり入らないなど理由をつけ新たに購入するというのでその冷蔵庫を貰い受けることになりました。実に『もったいない』話しです。
 
■ しかし、その役目を終えた冷蔵庫、物置として我が家の狭い庭に鎮座しています。我が家の古い住人がまだ使えるとして庭砂・肥料入れとして活用しています。私としては邪魔になるし、野晒しの家電がさび付く前に早くリサイクルで引き取って貰い片付けたいと思うのですが。『もったいない』も考えようですね。
 
☆★☆  長野県飯伊地場産業センター  『5S実践で競争力向上』 導入報告会開く ☆★☆(2007-02-08 17:40:27)

■ 飯伊地場産業センターが主催する、地域の経済自立度アップを目標とした5S導入事業で19日、参加していた8つの企業による実践発表大会が同センターで開かれた。
各企業とも推進体制や戦略マップ、活動のテーマやその実績、総括を報告し合い、今後の経営に役立てた。

■ 同事業は、各企業の経営力向上が地域を活性化させるとして、整理、整頓、清掃、清潔、しつけの「5S」導入事業を南信州食品協議会(中田教一会長)が提案、同センターの事業として開催し始め、飯田商工会議所もかねてから5S導入セミナーを実施していたことから協調した。

■ ウスイ、お菓子のシアワセドー、かふね、喜久水酒造、シチズン平和時計、南信漬物、ふくやま、マルマンの8企業が参加して4月〜10月までの期間で合同勉強会と各社への巡回指導を実施してきた。この日は各企業関係者ら約80人が参加し、締めくくりとして、取り組みの実践発表会を開催。8企業の代表者と特別審査員、また指導にあたった中小企業診断士が審査員として、改善効果などについて審査した。

■ この結果、ウスイが最優秀賞、マルマンとシチズン平和時計が優秀賞に決まり、牧野光朗飯田市長から表彰状が手渡された。最優秀賞に輝いたウスイは、ムダを排除した生産性の向上、顧客満足度の向上、人材育成、環境配慮・対応などを目標に展開。「今回の講座を通して5Sがすべての基盤になっていることを学び、体験をすることで多くのことを実感した」と感想を述べた。

(以上は地元紙 南信州新聞H18.12.21付記事より抜粋)
 
★☆★  5Sマイスター発足  ★☆★(2007-02-06 01:13:33)


■「5Sの町」を標榜する長野県の高森町・高森町商工会は、町内の5Sの更なる進展のために1月23日に「5Sマイスター制度」を発足させ、同日会員企業から5Sマイスター17名を認定し認定証の授与式が行われました。

■ 5Sマイスターは
「5Sを理解した伝道者である!」
「常に“5つのテスト”に照らし合わせ、認定を受けた者としての資質を保持していること」
「あらゆる組織・集団のなかで、人が起こす瑕疵を起こさせない行動文化が“5S”であり、世界のスタンダードとして認められている“5S”の普及・啓発意識を持っていること」として下記の5つのテストが提示されました。

なお「5つのテスト」には5Sのエッセンスが盛り込まれたものになっています。

<5つのテスト>

”アタリマエ“とは、決めたことをキチンと実践することである。

1.公正でアタリマエな事に反する行為ではないか?
2.アタリマエがメンバーの共通認識となっているか?
3.アタリマエの点検はできているか?
4.アタリマエをルールとして明記できているか?
5.アタリマエのルールが習慣化できているか?

尚、詳細については高森町商工会(下記URL)にお問合せください。
www.takamori-sci.com
 
★☆★       挨拶とは点検すること!      ★☆★     (2007-01-11 22:20:25)

■ 新年明けましておめでとうございます。 今年も全国各地の5S活動の啓蒙と支援にまい進したいと思います。5Sアジア事務局に対するご声援とご支援を宜しくお願いいたします。

■ さて、色々な企業が5Sにアプローチする中で、決まって実施するテーマのひとつに「挨拶」があります。各企業の管理者にとってみれば、5S着手の最初の一歩として5Sの「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」のなかの「しつけ」が対外的に一番目に付きやすいだろうとのイメージから「挨拶」を連想しテーマに挙げることになるようです。

■ ところで、企業内で交わす「挨拶」はなぜ必要なのでしょうか?挨拶を交わすことをアタリマエとして何の疑問も持たない企業もあれば、現場から「なぜ挨拶なんか必要なのか?」の声が出る企業もあります。

■ 企業理念の中で挨拶することをアタリマエと捉えている企業であれば問題になりようがありませんが、そうでない企業もたくさんあります。「おはようございます」「こんにちは」「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」など、お客様や外来者ばかりでなく社内でも日常的に使われる挨拶は、何のために必要なのでしょうか?

■ 言うまでもなく、挨拶を交わす相手とのコミュニケーションのためです。更に言えば、相手の健康状態はどんなだろうか、当方に対してどんな感情を持っているのか反応を知りたい、こちらの気持ちも知ってもらいたい・・・などの「思い」を相互に交流することが目的なのです。社内外に関係なくお互い同士の反応を知ることで、その後の交流の進め方の判断材料に役立てるためなのです。そうすることが合理的だからなのです。 例えば、朝「おはようございます」と声を掛けた相手が予想に反して無言でいたら、この相手と仕事をする場合には方法を考えることになるかも
しれませんね。

■ このように挨拶の目的を捉えると、挨拶とは「ルールを守らせる」という意味の「しつけ」ではなく、相手とのコミュニケーションを通じて相手の状態を「点検」 するという意味のほうが適切に思われます。「点検」するという機能は5Sの5つの言葉の中では「清掃」に分類されます。例えば職場を清掃することで機械のねじの緩んででいる部分がないか?油が漏れていないか?などすべては「点検」することが目的なのです。

■ 5Sは「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の5つの言葉をベースにして「アタリマエのことをきちんと実行すること」すなわち企業理念を全社総意で実施していくことなのです。5つの言葉のもつ意味とそれぞれの機能の果たす役割をキチンと整理することが5S導入の最も重要な第一歩なのです。
 
◆     足を食べるのは1週間に 6本まで!    ◆(2006-11-19 20:45:32)

■ 牛の足は4本、豚の足も4本、鳥の足は2本、そして魚には足はありませんね。

■ 『生活習慣病を防ぐには、食生活のなかで、1週間に摂取する動物性たんぱく質は足の数で6本までに心がけてください。』 メタボリックシンドロームについて虎ノ門病院の名誉院長で日本糖尿病財団理事長の小坂樹徳先生からお聞きしました。

■ 健康度を測る指標にBMI(Body Mass Index)があります。体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)で 計算した数値です。この値は男女共に22が理想値で、この値が高いほど肥満症や高血圧、高脂血症、糖尿病などの疾患に罹りやすくなる。

■ 厚労省の「国民栄養の現状」で、戦後日本人のBMI年次推移を見ると、男性の場合、理想値22に近いのは昭和27年から昭和52年頃までであり、以降は23以上の値へと上昇するばかり。女性は、不思議と20歳代は、最近21以下に減少する(痩せすぎ)の世にも不思議な状況ですが、30歳代以降では年齢が上がるに従って値が急上昇する傾向があります。

■ 海外からの肉類の大量輸入などで豊かになった食生活が、昔からの日本人の食生活文化を崩してしまった。皮肉なことに、世界で最も健康的でバランスのとれた食事は日本食であるとして、海外では日本料理がもてはやされています。小坂先生の立場からすると、牛肉輸入は余りお奨めできないとのこと。

■ 老人大国ニッポンと呼ばれるのもそう遠くない時代のお話のようです。 「病人大国ニッポン」とだけは呼ばれたくないですね。